[9月の新刊のご案内]
哲学するタネ【東洋思想編】(石浦昌之 著)9月上旬発売!!



●石浦昌之著
●定価:本体2500円+税
●A5判(並製)384頁

buyamazon


哲学する基本知識を「タネ」と呼び、答えのない問いを問い続ける―
高校倫理教師の1年間の授業から東洋思想編を完全収録!!

高校公民科「倫理」は哲学(西洋思想・日本思想)をメインとして、宗教学、心理学、社会学、比較文化論などを網羅した日本独自のユニークな科目である。しかしながら、進学校の一部にしか設置されていないため、その内容はあまり知られていない。
そこで、高校「倫理」の学習内容を軸として、混迷の時代にあって答えのない問いに答えを求め続ける「タネ蒔き」をしようじゃないかというのが本書の基本姿勢である。


【著者プロフィール】
石浦昌之(いしうら・まさゆき)
1979年東京生まれ。学習院大学文学部心理学科卒業。立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻博士課程前期課程修了。現在都内の中高一貫校で高校倫理の授業を担当している。高校倫理研究会『高校 倫理が好きだ!――現代を生きるヒント』[分担執筆](清水書院、2016年)。
1999年にソニー・ミュージックエンタテインメントのコミックソング・オーディションに合格。『蒼い蜜柑』(KAZEレーベル、2011年)でデビュー。『語りえぬものについては咆哮しなければならない』(MASH RECORDS[VIVID SOUND]、2014年)、『作りかけのうた』(MASH RECORDS[ウルトラ・ヴァイヴ]、2015年)など計4枚のアルバムをリリース。レコード・コレクター、音楽ライターとしても知られ、レコード・ショップ芽瑠璃堂のWEBマガジン「愛すべき音楽よ」、明月堂書店ブログ「月刊極北」の連載、音楽ムックの執筆なども行っている。


【目次】
1章 日本とは 
2章 古代日本人の思想
3章  日本文化の特色
4章 日本の風土 日本人の美意識
5章 仏教の受容
6章 平安仏教(最澄、空海)
7章 鎌倉新仏教(1)(浄土信仰、法然、親鸞、一遍)
8章 鎌倉新仏教(2)(栄西)
9章 鎌倉新仏教(3)(道元、日蓮)  
10章 近世日本の思想(1)(朱子学)
11章 近世日本の思想(2)(陽明学、古学派)
12章 近世日本の思想(3)(国学、神道)
13章 近世日本の思想(4)(民衆思想)
14章 近世日本の思想(5)(蘭学、和魂洋才、水戸学)   
15章 福沢諭吉
16章 中江兆民、植木枝盛 
17章 キリスト教
18章 近代文学(1)(ロマン主義、自然主義)
19章 近代文学(2)(森鷗外、夏目漱石、白樺派、宮沢賢治)
20章 社会主義 
21章 国粋主義 
22章 大正期の思想
23章 日本の独創的思想(和辻哲郎、西田幾多郎、九鬼周造)
24章 日本の民俗学(柳田国男、折口信夫、南方熊楠、柳宗悦)
25章 戦後日本の思想(丸山眞男、加藤周一、大江健三郎、坂口安吾、吉本隆明、村上春樹)
26章 バラモン教
27章 仏教(1)
28章 仏教(2)
29章 中国思想(1)(孔子)
30章 中国思想(2)(孟子、荀子、韓非子、墨子、その他の諸子百家)
31章 中国思想(3)(朱子・王陽明)
32章 中国思想(4)(老子・荘子)