昨年の夏にはじめた月刊『極北』、ちょうど一年を迎えた今年の8月号を最後に、今秋からの再出発を期して、一旦閉鎖しましたが、ここに新たな一歩を踏み出すことになりました。――と言っても、何ら目新しいものが見当たらない、再開に際して誇るべきものが何もない、実に辛い門出であります。
 本来、こっそり閉じて、ひっそり再開――、そういう形を理想としていましたが、とかく世間は不可思議なもの。索漠かつ錯綜として思うままにならぬのが常、結局、月刊『極北』も例外を逃れることができず、閉鎖に関してドタバタ劇を演じてしまいました。ご迷惑をお掛けした関係者にはこの場を借りてお詫び申し上げます。
 詳細にについては、今回も律儀の投稿して下さった仲正昌樹さんの記事をご覧下さい。

 再開に当たっては、これまでの常連執筆陣に加え、女性陣などにも声を掛け、それなりの姿勢で臨んだのでありますが、編集部の不徳の致すところ、日頃の心がけを見透かされてか、女性陣には鼻であしらわれる始末。再開に新たな『極北』を期待していた読者にはお詫びの言葉もございません。
 それどころか常連執筆陣からもなかなか思うように投稿が届かず、沁み入るような寂しさの中からの再開となりましたこと、誠にお恥ずかしい限りです。期待して下さった方には重ねてお詫びを申し上げます。

 常連執筆陣で『21世紀の対華二十一ヵ条要求』の居島一平氏は、今年正月の某テレビ番組で、今年ブレイクするお笑い芸人ナンバーワンに推されておりましたが、ナンバーワンはともかく、その後、仕事が忙しくなるのに伴い、『極北』の優先順位がドンドン下がってしまい、なかなか原稿まで手が回らないのが実情のようです。二週間程前、ラジオを聴いていたら、居島氏の声が流れて来るではありませんか、テリー伊藤氏のピンチヒッターとかで1時間半の番組をシッカリ仕切っていました。
 アシスタントの女性アナウンサーはニッポン放送で美人ナンバーワンの呼び声高い(と想像する)、東島衣里さん。もう、泣きたくなりました。もし、疑わしくば、ヤフーで検索して下さい。画像もしっかり載っています。納得して頂けると思います。
 居島氏、来る10月18日19時(開場は18時半)新宿二丁目の『道楽亭』で独演会を開きます。編集部も顔を出す予定ですが、お時間に都合のつく読者はぜひ、足を運んでみてください。予約は電話03-6457-8366担当橋本さんまで。ネットで調べれば出ていますから、場所もすぐ分かるはずです。
 「女人追憶」の東陽片岡センセイですが、本当は先週の金曜日(4日)に原稿があがるハズなのに、なかなか届きません。ひょっとしたらと、他の出版社の彼の担当者に問い合わせたところ、木曜日(3日)にあがる予定の原稿がまだ届いていないと不機嫌な返事をされたあげく、何故か私が怒られてしまいました(6日朝の話)。どう考えても『極北』はその後になると思われるので、もう待っていても仕方がないと今回は諦めた次第。
 たけもとのぶひろさんには、『極北』休刊中も頑張って頂きました。実は11月頃をメドに故上山春平京大名誉教授の憲法に関する論文を集めた新刊『第九条――大東亜戦争の遺産』を明月堂書店で予定しているのですが、彼には解説の執筆を始め、多大な協力をして頂きました。たけもと氏、「解説」を頑張りすぎて、他の仕事が手につかない状態でしたが、次回あたりからまたご登場して頂けるかと考えています。
 もう一人の常連投稿者、匿名氏ですが、あれはダメですね。もっと、鍛え直して、再出発させるよう、焼きを入れたいと思います。
 以上、再開の挨拶及び常連執筆陣の近況でした。
 月刊『極北』、最初からコケ気味の再開となりましたが、コケて再開なら、これ以上はコケることもないと思います。あるのは希望のみ、何となく楽になってきました。
 今後も宜しくお願い致しおます。

 来る10月26日(土曜日)午後6時、社会学者の宮台真司さんをお招きし、「従軍慰安婦問題」等についてお話をして頂くことになりました。詳細はこちらをご覧下さい。http://www.rengodms.co.jp/event/detail/rengodms131026.html
 まだ席に余裕があるようです。時間と興味のある方は是非ご参加ください。お待ちしております。