編集部便り
どうでもいいことですが……。(5)
12月23日夜、現在は中断しているが『極北』に「21世紀の対華二十一ヶ条要求」を連載してくださっている、居島一平氏(大本営八俵)の独演会に行って来た。
会場は20名も入ればもう満員になってしまいそうな「道楽亭」という飲み屋である。新宿二丁目にあり、「お笑い」をメインに、イベント会場としてもよく使われている(らしい)飲み屋である(http://www.ryus-dourakutei.com/pctop.html)。
『極北』の読者に居島氏の説明は不要だろうが、詳細は『極北』執筆陣の欄を参照して頂きたい。更に彼の芸風に直接触れてみたいと好奇心を喚起された方は、YouTubeで検索すれば、かなりの数を見つける事が出来るはずだからご覧になってみてはどうだろうか。ここでは「無料サンプル」として1分50秒ほどのアドレスを1本紹介して置くことにする(https://www.youtube.com/watch?v=q2s8IBT0sn4)。何年か前「新春、放送NG演芸」という番組に出演したときの録画である。
●かなしいときーッ
せんそうにまけたときーッ、
という冒頭の絶叫は、ネタの一つで、彼が挨拶代わりに時々かまして笑いを誘っている芸である。
居島氏には「21世紀の対華二十一ヶ条要求」の再開やら、単行本の企画やら、期待する所大なのだが、どうも仕事の優先順位が低いらしく私も辛いのである。
●かなしいときーッ
期待している原稿があがってこないときーッ、
叫びたいのは実は私の方なのであった。
その他、この際、来年に積み残さないように、印象的な今年の悲しみをいくつか吐き出してて新年に備えたいと思う。
●かなしいときーッ
オボコがそれほどオボコでなさそうだと気付いたときーッ
(実は、もうどうでもよくなってきているんですが……)。
●かなしいときーッ
体調不良で寝ていた夜、冷蔵庫のモーターの起動する音に目をさましたときーッ
●かなしいときーッ
電車で私の横の席(だけ)が空いているのに皆無視して誰も座ってくれかったときーッ
●(もっと)かなしいときーッ
電車で一つだけ空いていた席に私が座ったとたんに隣のおばさんが立ち上がって向こうに 行ったときーッ
●かなしいときーッ
無心に行ったハズが、言い出す前に相手から先に無心されたときーッ
もう、やめましょうか……、陰々滅々としてきた。イヤな事は吐き出すのではなく、忘れて終う方が賢明なのかも知れません。それに一番悲しい事は絶叫しても消え去ってはくれませんからね。
とにかく、来年に期待しましょう。
それでは今年一年ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。