東陽片岡の女人追憶【第13回】
つー訳で、お盆でございます。お彼岸同様、この時期になりますと、すさまじくスケベなご先祖霊がワタヒの体に憑依するみたいで、毎年チンポが元気になります。
しかしショボくれライフの昨今、昔のよーなお風俗通いはできません。連日オナニーで我慢している訳であります。
せっかく憑依したのにオナニーで済まされてしまう訳ですから、さぞかしご先祖霊の皆様は意気消チンしていることでしょう。
さて、夏が来ると思い出してしまうのが、二十年ちょっと前にお世話になった出張家政婦さんでございます。
某夕刊紙の三行広告で呼んだこの方、浦辺粂子クリソツの六十歳くらいのご婦人で、クソ暑い中、日傘を差しながらワタヒのおマンションに来てくれたのであります。
骨太&ふくよかボデーで、いかにも昭和の女ちー感じのこの浦辺さんは、働き者であります。首にタオルをかけると、さっそく掃除を始めます。
タップシと時間をかけ、台所をはじめ、黒カビだらけだった便所&風呂場まで、ピカピカに磨いてくれたのでした。感動したワタヒは、酒屋へ缶ビールを買いに行き彼女にご馳走しました。
しばしのご歓談タイムのあと、マッサージをしてくれるつーので布団に横になります。
すると浦辺さん、スルスルと服を脱ぎ、ブラジャーとヒレヒレ付きのパンツ姿になりました。
さすがは三行広告であります。「家政婦」なんて謳いつつも、下半身事情が濃厚なフンイキであります。
手慣れた指圧を受けたら、成り行きでパンツまで脱がされてしまいました。もはやワタヒのチンポは天を突く怒張状態であります。
「あらまぁ、すごい」とうなずくや、さっそくローションでシゴいてくれ、さらにゴムをはめて尺八までしてくれました。
「あなた最後は何がいい?尺八、それともセックス?」
なんて聞かれたものですから、「お、おセックスをお願いします」と答えるしかありませんでした。
ニヤッと笑った浦辺さん、サッとブラジャーをまくりあげ、そのままゴロンと横になり目を閉じております。ワタヒは覚悟を決め作業にとりかかります。
暑さもあり気分もへったくれもございません。なんかこう大工仕事でホゾを組むよーに、浦辺さんのホゾにチンポを当てがい、コンコーンッと差し込みます。
あに図らんや、中の具合はすこぶる良く、不覚にも物の数分で昇天させられてしまいました。
「セックスするの久しぶりだわ」なんて言われ、少し照れます。しばしの抱擁のあと、ワタヒを初心者と思ったのかカパッと股を広げると、オ◯ンコを指差しながら各部位の名称と機能について、説明を始めます。
ワタヒは股間に座り、うなずきつつ真面目に先生の授業を聞いておりました。
んで講義が終わると浦辺先生、ササッと服を着て、お掃除代だけの二万円を受け取ると、シャワーも浴びずそそくさと帰って行ったのでございます。
合計四時間半に渡る家政婦さんの濃厚サービスだったのですが、暑さのためか、まるで夢でも見ているかのよーでした。
あれから二十数年。あの浦辺さんは八十歳くらいになっていると思われます。現在も元気で家政婦業に勤しんでおられるのでしょうか。