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ある全共闘不良派の生涯(鎌田克己)

kamata

■鎌田克己=著/たけもとのぶひろ=編/小嵐九八郎=寄稿/宮崎学=推薦
■定価:本体1800円+税
■判型:四六判並製(224頁)

彼は黙っていたけれど、叫んでいたと思うのです。
“なにぃ、この野郎、もっともらしいことを言うんじゃないんだっ!” と。
その叫びは〝いまだ成らずの志〟を胸に秘めた人間のものだと思います。
鎌田さんの叫び声は、つねにこのぼくに聞こえていました。だから、こうして書かせていただけたのだと思います。

(解題・たけもとのぶひろ)


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【本著の内容】
解題 たけもとのぶひろ
第1章 入った・見た・分かった「塀の中」
第2章 出所後のぼく
第3章 うちの労働者諸君
第4章 可愛いルナ-私生活の断面(1)
第5章 親思いの息子-私生活の断面(2)
第6章 孤軍奮闘の歳月
第7章 癌闘病の壮絶
終 章 全共闘不良派
引きずり込む、鎌田克己さんの文 小嵐九八郎(作家・歌人)


【著者プロフィール】
鎌田克己(かまた・かつみ)
1948年秋田生まれ。
1968年法大学入学。全共闘運動に参加。
1972年、前年頻発した爆弾闘争に関係した嫌疑で指名手配され、約8年の逃亡と7年半の獄中生活をへて、出獄後1988年解体業「大揮建設工業㈱を設立。
2014年12月9日、多臓器癌にて死去。享年66歳。